高校マップについて
静岡県は、
こんな問題を抱えています
静岡県の人口は、現在減少傾向にあります。
全国的な人口の減少も一因ですが、静岡県は、それ以上に人口の転出者が多いことが問題視されています。統計情報では、特に18~22 歳の転出者数の多さが顕著であり、進学や就職を機に県外へ行き、そのまま戻ってこないというケースが多いことが分かります。
若者が静岡県から出てしまう原因として、静岡県の「大学の少なさ」が挙げられます。静岡県からの転出先で一番多いのは愛知県、次いで神奈川県、東京都と続きますが、それら近隣の地は大学数も多く、アクセスも比較的良いことから、若者が静岡県から出ていってしまうことが推測できます。
もちろん理由はそれだけではありません。静岡には多くの魅力的な企業がありますが、地元の企業を「知ることのない」まま、県外に出て行く若者や、県外へ進学し、そのまま戻ってこない若者も少なくないでしょう。
こうした現実がある中、今私たちのできることは何なのでしょうか。
進学について、
どこまで考えていますか?
「大学進学」や「就職」が、静岡県の人口減少の1つのポイントであるとして、一歩手前の「高校進学」に対して、真剣に考えている方はどれほどいるでしょうか。
中学生の時から正しい情報の取捨選択を行うことは、その後の進路にも大きく関わってくると考えられます。
静岡県には、100を超える数の高校が存在します。
以前は学区制であり、決められた学区内の高校にしか行くことができませんでしたが、2009年以降はその制度が廃止され、県内であればどこの高校でも受験ができるようになりました。
選択の幅が大きく広がったのです。
1つ1つの高校にはそれぞれ特性があります。
「勉学に力を入れている高校」や「部活動が盛んな高校」、1つの授業時間やテストの回数も、高校によってさまざまです。
しかし、2019年になった現在も、子供たちや保護者の方々が考える高校の選択肢は、以前と変わらず増えていない様子なのです。
実際の声を聞くと、「調べることが出来ない」「調べるのが大変」という言葉が返ってきました。
昔よりも選択肢が増えたという点は、進路選択において確かにプラスにはたらいている面はあるでしょう。
しかしその分、「情報を同じ目線で見ること」が難しくなってしまったのではないかと感じます。
統一化されたデータで
高校の情報を知る
「静岡県の中学生の夢を作りたい」
そんな思いから、静岡版高校マップは誕生しました。
静岡版高校マップは、静岡県内の全高校の情報がすぐに見つけることができる「調べる」ことに特化した情報サイトです。
これから高校を考えたい中学生や、またその親御さん、さらには高校には進学したがその後の就職に不安を感じている方々にも見ていただきたいサイトとなっています。
「近いから」という理由だけでなく、「学びたいことがあるから」と言う視点から高校の選択肢を増やせるように、また「勉強」だけでなく「部活」「同好会」「制服」など色々な情報から検索が可能です。
静岡県の優良企業をご紹介
静岡版高校マップは、高校に関する情報を得られるだけでなく、その後の将来も見据えることのできるサイトです。
「静岡で働くことのメリットを感じてほしい」「進学をしてもその先の不安を感じさせないようにしたい」という思いから、「優良企業一覧」として、静岡の企業を紹介するページも設けています。
現在、情報の掲載にご協力していただける企業様を募集しています。
静岡には魅力的な企業が数多くありますが、それを知らない学生も少なくありません。
「地元にこんな良い企業があるなんて知らなかった」と、1人でも多くの学生が気付けるよう、企業様には、以下のような内容を、働き手側からの目線で伝えていただけたら幸いです。
静岡の出身の企業様、または静岡に拠点を置く様々な企業様の情報を法人、個人経営を問わずに掲載させていただいております。全国上位の出荷額を持つ静岡の産業である輸送用機械関連企業、電気機械関連企業、製紙関連企業に始まり、様々な企業様を紹介させていただいております。