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社会は必要な知識さえあれば正解を導き出せる科目です。社会=暗記と思われがちですが、進学校を目指す際には、持っている知識同士を結び付けて問題を解く力が必要になります。
本記事では、高校入試の社会の試験において、着実に点数を取っていくための方法をご紹介します。社会の勉強法に迷っていたり苦手だったりする場合には、ぜひ参考にしてください。
高校入試の勉強を始める前に押さえたいポイント
高校入試対策として社会の勉強を始めるにあたって、事前に確認しておくと良い点についてご紹介していきます。
社会の試験で出題される4分野
社会に限らず、高校入試は中1~中3までの3年間に学習した範囲全てが出題されることになります。社会は地理・歴史・公民の3つとも問題として出される上に、それぞれどの分野が出題されるかは高校次第です。また、学校で習う内容に加えて、時事問題も出題されます。
このように社会の試験においては、かなりの量の知識が欠かせません。本来であれば、受験勉強として特別に対策するのではなく、普段の授業からこまめに知識を習得していくのが理想です。
得点に結びつく対策を行うためには、歴史ならストーリーとして記憶する、というように単語単体を頭に入れようとするのではなく、全体像を把握する学習をしていきましょう。授業をただの説明として受けるのではなく、何でも良いのでその場で感じた意見や疑問なども考えてメモしておくと、話の流れを思い出しやすくなります。
板書を書き写すのは、ただの作業です。一刻も早く作業から抜け出すことが、高校入試突破への第一歩となるでしょう。
本格的な勉強には問題集が必須
前項では、受験勉強に入る前に見直しておきたい、日常的な姿勢について解説しました。しかし、本格的な対策を始めるには、その他の準備も欠かせません。
そこで必ず用意しておきたいのが問題集です。試験においては、自分の頭の中にある知識を引き出す作業をしなければなりません。また問題を解くことで理解も深まっていくため、教科書や参考書だけではなく、問題演習ができるテキストも揃えておくのがベストです。
高校入試で困らないための対策3選
ここからは、高校入試で良い点を取るためにしておきたい具体的な対策について説明していきます。
知識をしっかりと頭に定着させる
社会の試験で大切なのは、いかに確かな知識を持っているかという点です。そのため最も力を入れておくべきなのは、やはり暗記でしょう。
暗記に適しているのは、説明文から該当の単語を思い出す・単語を見て説明する、この双方を繰り返す覚え方です。参考書の中には重要単語を色付きのシートで隠して復習できるものもあるので、これらを上手く活用するのも1つの手でしょう。
試験直前になって暗記のために自分なりのまとめノートを作る、というのはあまりおすすめできません。時間が掛かり過ぎてしまいますし、書き記した行為に満足してしまい、記憶につながらないケースがあります。
ただし、自分なりにまとめ直すことで、知識のつながりを意識できるようになります。書くという行為自体が覚えることに結びつくこともありますし、まとめにくいと思った内容から、理解が浅い部分に気づくこともあるでしょう。
かけられる時間を考慮したうえで、適切な対策を講じることが大切です。
まんべんなく網羅する
高校入試の出題範囲は、中学3年間で習った全てです。例えば「歴史はほぼ完璧に近いけど地理は全く分からない」という状態では、試験で点数を大きく落としてしまいます。
歴史・地理・公民とだいたい同じような割合で問題は出されるので、受験勉強においては苦手な分野を集中的に勉強して克服するのが無難でしょう。問題集を進めていけば自分の不得意な部分も分かるので、問題演習をしながら苦手をつぶしていくのが効率的です。
日常的にニュースをチェックする
時事問題ではかなりタイムリーな内容が出題される可能性が高いため、政治・学問・文化・法律などに関する情報は日頃から目にしておくと良いでしょう。最近はネットニュースも充実しているため、日常的に各カテゴリーを軽く読んでおくだけでも全然違います。
また傾向としては政権交代や世界遺産登録など、話題性のあるニュースが出やすいので、国内全体または世界的に大きな影響があった出来事はしっかりと押さえておくのが無難です。
社会の試験は反復学習で点数アップへ
中学校で学習する内容を覚えていれば覚えているほど、確実に点数につながるのが社会の試験です。反復学習をこなした分だけ、どんどん自分の力になり、努力の結果が出やすい科目でもあります。
大切なのは「覚える」「問題を解く」の2つを何度も繰り返すことです。このポイントさえ押さえておけば、社会での大幅な点数獲得が狙えるはずです。