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進学後のお金の不安

2022.04.29

高校に関するお金の話

静岡県は以前から「公立高校を第一志望校に選ぶ」人が多い地域でした。

もちろんこれは静岡県だけではなく、多くの地域でもそうです。

 

逆に「私立高校が第一志望」となりやすい地域もあったりします。

 

そして今、最近では『私立高校を選択する』という家庭が増えつつあるのも事実です。今回は最近の受験者の傾向について、お金の話に注目しながらお話をさせていただきます。

学費だけじゃない!高校生活にかかるお金

これから色々なお金がかかってきてしまうと思いながら、悩まれるご家庭は少なくないかと思います。
「公立に進学してくれたら良いんだけど」と言いながらも、当然かかってくる費用は授業料だけではありません。例えば下記の様な内容で

  1. 修学旅行・遠足・見学費
  2. 学校納付金等
  3. 図書・学用品・実習材料費等
  4. 教科外活動費
  5. 通学関係費

修学旅行・遠足・見学費

修学旅行は高校になると中学生時代よりも遠くに行くことになります。特に静岡県の場合は、修学旅行の行き先として海外を選択することが多く、2017年度に続き2018年度も、海外修学旅行実施率が全国1位(39.1%)になった。公立高等学校については、全国4位から2位に順位をあげた。

直近ではコロナ感染拡大防止の観点から、海外への渡航が敬遠されているが、多くの高校の入学案内を見ると修学旅行先として海外を選択肢に含めていることがわかる。

【公立の場合】修学旅行積立金 年間50,000円
【私立の場合】修学旅行積立金 年間70,000~190,000円

学校納付金等

入学前には「入学金」「検定料」、入学後には「(私立高校における)施設費」「学年費」「会費」などです。

【公立の場合】入学金5,650円、検定料2,200円
【私立の場合】入学金100,000円~280,000円、検定料15,000円~25,000円

図書・学用品・実習材料費等

授業のために学校が購入した「本」や「文房具」、「体育用品」、「実習のための材料費」です。

実習のための材料費とは、具体的に言うと、家庭科実習や理科の実験、技術の授業で使う材料などの購入費用が該当します。

教科外活動費

「クラブ活動費」「学芸会費」「運動会費」「芸術鑑賞会費」「臨海・林間学校の費用」など授業以外でおこなうクラブ活動や、学校行事である学芸会や運動会の費用として、生徒から徴収する分を含んでいます。

通学関係費

通学関係費は、通学のための「交通費」意外にも、「制服」や「通学かばん」などがあります。

高校にもなると徒歩や自転車で通う以外にも、電車など公共交通機関で通学するケースも多く、定期代などが負担となってきます。またスクールバスを出している高校もあるためエリアや費用を体験会などで確認しておくといいですね。

制服や通学かばんなどは、入学時にまとめて購入する必要があるため、支払い金額を把握しておく方が良いでしょう。公立でも今ではほとんどの学校で独自の制服となるため、意外と費用はかさみます。逆に男の子で『学ラン』であればボタンを付け替えるだけで済んだりもするので、かなり出費は抑えられます。

『私立高校実質無償化』とは

ここまでの流れで見ていくと、「公立高校に入って欲しい」と思われるかもしれませんが、最近はこの傾向が変化しつつあります。大きく変わったのは『私立高校実質無償化』とも言われている就学支援金制度が拡充してからです。

2021年度の入試には静岡県内の15歳人口の減少を考慮し、公立高校の募集定員を昨年から1120名減としました。しかし実際には公立受験者は予想を上回る1700名以上が減少し、現行の入試制度となった2008年度以来、初めて志願倍率1倍を下回り0.99倍となった。

もちろん私立高校では逆に大きく入学者数を増やした高校があり、この「就学支援金制度」は今後の静岡の高校受験構成を変化させるきっかけになるのでしょう。

『私立高校は学費が高いから』と、私立高校への進学をあきらめていた世帯も進路の選択肢が増え、私立高校への進学希望者が急増しています。

iDeCo(イデコ)をすると給付対象になる?

国や県が示した基準を見たことはあるでしょうか。
年収が基準に記載されており「うちはダメかぁ」なんて言われる家庭もあります。

が・・・、ちょっと待って下さい。
あくまでここの記載は「目安世帯年収」なんです。

そして実際の反映は「課税所得」などから計算されるもので「iDeCo」や「個人年金保険」などの所得控除を増やすことで無償化の対象になったり、支援金額が上がったりします。

もし『私の家の場合も相談に乗って欲しい!』という事であれば、こちらよりお問い合わせ下さい。

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