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内申点と偏差値とは
よく受検を意識していくと耳にする「内申点」と「偏差値」という言葉ですが、皆さんは正しく理解できているでしょうか。
ここでは静岡県入試における「内申点」と、「偏差値」についての説明をしていきます。
内申点ってなんのこと?
「内申」
とは、本人の成績を上級の学校へ内々に申し伝えることを意味し、その成績は中学3年間の総合的な成績のことを指します。 内申を記載した書類のことを静岡県では「調査書」といいますが、内申の記載があるので「内申書」ということもあり、内申書と調査書は同一の書類を指します。 また、調査書に記載される点数のことを「内申点」といいます。
静岡県の公立高校入試における「調査書」は、中学3年生の1月のタイミングで担任の先生が各生徒の調査書を記入し完成させます。
(参考)静岡県の調査書
偏差値ってなんのこと?
静岡県内では「偏差値」というと『なんのことですか?』と返事が返ってくる中学生の親御さんは少なくありません。これは「偏差値」という仕組みを公立中学校では導入していないからです。
では「偏差値」と言うのは何かというと、かんたんに言えば『学力を数値化したもの』です。
偏差値とは、テストを受けた集団の中で自分がどれくらいの位置にいるかを表す数値で、平均点を偏差値50になるように変換し、その基準からどれくらい高い(または低い)点数だったかを表します。 自分の実力を相対的に把握できる便利な数値なのです。
『平均点32.3点のテストで40点取れたんですが、私の偏差値はいくつですか?』という質問をもらうことがありますが、偏差値はすべての点数データを用いて分布を数値化しているため平均点と自身の点数だけでは、偏差値を求めることが出来ません。
「内申点」「偏差値」を知りたい
学校の通知表についている数字が「内申点」となりますが、これは中学3年生にならないと決まりません。基本的には学期ごとに受け取っている自身の成績表から判断をしましょう。
偏差値については模試を受けることをオススメします。
模試では学校の定期テストとは異なり、学校ごとのテストの難易度はなく、自身の実力を知ることが出来ます。