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高校の種類を知ろう

2022.04.26

高校とは

高校とは一般的に、中学卒業後に進学する教育機関のことを指します。中学校とは異なり義務教育ではないため、高校進学を選択するには本人の意志次第です。高校には高校独自の特性があります。ここでは、高校選びをしていく際の「言葉」について紹介していきます。

高校の種類

高校とひと言でいっても、そのタイプは多種多様。
偏差値から見るレベル別や専門制に特化した高校、定時制や通信制といった通学スタイルが異なる学校など、細分化されています。以下のページに「メリット」や「デメリット」の記載がありますが、これは人によってはそう感じないものであり、目的を持った高校進学をすることでデメリットを感じない高校選びをすることが出来るでしょう。
(キーワード)公立高校、私立高校、全日制、定時制、通信制

公立学校とは

都道府県など地方自治体が設置した高等学校のことです。同一県内において格差が生じることが無いように都道府県が主に設置しています。静岡県内に存在する公立高校は県が設置する「静岡県立」が90校以外にも、市が設置する「静岡市立」「浜松市立」「沼津市立」「富士市立」の高校が5校存在しています。

どの公立高校に通っても学費は月額9,900円と一律である点がわかりやすく、また現在は「就学支援金制度」における補助があり、費用負担は小さく通うことが出来ます。

私立高校とは

民間による学校法人が設立した高校です。静岡県内には44校の私立高校が存在しており、何を重視してどんな教育をするのかという教育方針が各学校によって異なります。私立高校では建学の精神や理念によって、その校風は様々です。私立では公立と比べて普通科の割合が多く、最近は普通科の中をさらに細分化し、特進コース・進学コース・文理コースなど、目標とする大学に合わせてカリキュラムを組んで進学指導体制を整えている高校が増えています。

クラブなどで非常に優れた実績を持つ高校、心の教育に力を入れている高校など、進学実績だけでなく様々な角度から学校選びができるのも私立高校の魅力です。私立高校は学校の数だけ校風・特色などスタイルが違います。

静岡県内の最近の傾向では、『就学支援金制度』ので私立高校の授業料負担がすくなるなる影響か、特色のある私立高校を選択する家庭も増えてきています。

全日制

高校の最も一般的なスタイルになっています。小学校や中学校と同様、朝に登校し、夕方に下校するスタイル。1日5~8時間の授業があり、就学年度は3年。かつては私服姿の全日制高校生の姿も見られましたが、基本的には決められた制服が校則で定められています。

メリット ‥‥‥学校の数が多くて、さまざまな学校を選ぶことができます。 さらに、学校行事や部活動が活発で、生徒が多く、友達が作りやすい環境です。 いわゆる高校生活を楽しめるのが魅力です。

デメリット ……学校の数は豊富ですが、入学試験があるので、自分の学力にあった学校しか選べません。また、多くの学校で学年制を採用しているため、留年して同じ学年を繰り返すこともあります。

定時制

仕事と学業の両立を趣旨とし、夜間に授業を行なうのが主流ですが、中には昼間の特定の時間や、季節ごとに開講している学校もあります。最近では、午前中、午後、夜間それぞれに授業を行なう三部制といったスタイルも誕生し、全日制には通えない生徒を多様な形でカバーしています。就学年度は3年以上。

メリット ‥‥‥1日の授業時間が少ないため、自由になる時間が豊富にあります。仕事やアルバイトなどと両立できるので、自分で学費を稼ぎながら通学することもできます。また、学習内容は比較的やさしく、勉強が苦手な人でも卒業できます。

デメリット ……一般的に定時制高校は卒業まで4年かかります。また、授業内容が全日制の学校に比べて簡単なため、大学進学を考えている人には学習内容が不足します。大学進学するには、高校とは別に予備校などに通う必要があるでしょう。

通信制

通信によって教育を受ける課程。自宅で自学自習を行なうため、個々に合ったペースで学習し、卒業資格を取得できるのが一番の特徴です。単位ごとに出された課題を提出するほか、2週間に1度程度登校する「スクーリング」と呼ばれる面接指導と試験を繰り返し、高校卒業を目指します。勤労者や不登校者、高校に進学できなかったケースでも教育を受けられるといった利点がありますが、ペースを守って学習を続けるなど自己管理が重要なポイントとなります。

メリット ‥‥‥自分のペースで学習ができ、自分の時間を確保しやすい。

デメリット ……生徒間の交流が少ない。卒業には自己管理が求められる。進学には学校の勉強だけでは難しいため、学習塾や予備校へ通う必要がある。

学科の種類

高校の学科は、大きく分けて普通科と、工業や商業など専門教育を行う専門学科があり、1994年以降は総合学科も創設されました。現在は全国の高校生の約7割が普通科に在籍しています。

高等学校の学科別生徒数
※文部科学省:「令和2年度学校基本調査 小学科別生徒数(本科)」より

普通科

中学校で学んだ教科を基本に、さらに幅広く、高度な内容の教育を行ないます。主な教科は「国語」「外国語」「地理歴史」「公民」「数学」「理科」「保健体育」「芸術」「家庭」「情報」など、専門性に特化することなく、基礎的な科目を学びます。

専門科

将来の進路に応じて職業教育を主とする学科です。専門学科には「農業」「工業」「商業」「水産」「家庭」「情報」「福祉」などに関する学科のほか、理数科や音楽、外国語をさらに専門科させた学科などもあります。

総合学科

国語、数学などの普通教科を中心に学ぶ「普通科」と、農業・工業・商業・家庭・福祉などの専門教科を中心に学ぶ「専門学科」に並び、第三の選択肢として平成6年に導入されました。
総合学科では、生徒の個性や得意分野を生かした「個性を生かした主体的な学習・自己の進路希望を深める学習」を重視しており、大学のカリキュラムのような特色があります。1年次は必修科目を中心に、2年次以降は選択科目を中心に学びます。

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