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高校進学を考えている皆さんは、今からの中学校生活で何を基準としていますか。
学校の定期テスト?9月、12月にある「静岡県学力調査」?
中学のテストは判断基準になるの?
学校のテストは各中学校の先生が作成しており、その都度によって難易度は様々です。数学の定期テストが30点だったとしても、A中学校では平均点が25点、B中学校では平均点が32点などがあり「〇〇点を取れたから△△高校に合格しそう」という判断は難しいものです。
学力調査は判断基準になるの?
では実力テストとなる「静岡県学力調査」を基準にするのはどうでしょうか。
静岡県学力調査は中学1年時に1回、中学2年時に1回だけ。
中学3年時には2回となっており、回数が少ないのが問題です。
また静岡県学力調査では平均点が公表されておらず、
学校の先生が生徒の実力値を把握する目的に利用しているので、
生徒側が「出来た!」「出来なかった…」を判断するのには不向きです。
そこで必要になるのが学習塾などで受けることが出来る『模擬試験(模試)』です。
模試を受けるメリットをご紹介します。
1つ目「緊張感を持った雰囲気を味わえる」
模試は実際の受験同様に時間が計られ、1つの問題に注力しすぎると、後の問題を解く時間がなくなるなどの『失敗』を体験する機会を得られます。
入試当日に『緊張しすぎた』『時間配分を間違えた』などの失敗をしないためにも、緊張の経験を増やすことは大切なことです。
2つ目「自分の弱点がわかる」
模試を受けると必ず出されるのが『個人データ』です。この個人データには受験者の平均点と自分の平均点などが記載され、「みんなが点数を取れている問題」を知ることが出来ます。
みんなが解けない難しい問題ばかりに取り組むのではなく、正答率が高いのに自分が解けなかった問題に着目して勉強をすると、急激に合格判定が良くなることがあります。
3つ目「自分の位置がわかる」
先にもお伝えした『個人データ』が、この個人データでなかでも注目したいのが『偏差値』です。
学校のテストでは順位や偏差値は見かけることも少ないですが、同じ「自分の点数35点・平均点25点」でも、みんながどの点数範囲に散らばって分布しているのかによって偏差値は変わります。「学校では悪いほうじゃない」と思っていたら、模試を受けると「下位にいる」と知ってショックを受ける人もいます。この数値の変化をしっかりと判断することによって、志望校への合格可能性が上がってきます。