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9月頃からとある記事へのアクセスが急上昇しています。
それが「内申点と偏差値」という記事。
2学期制の中学校では前期も終わり、来週あたりから始まる面談で通知表を渡される生徒もいます。
そこで気になっているのが「内申点」ですね。
みなさんが中学3年生の後半に入り、最終的な受験校を決めるのに必死に高校を探しているかと思います。
高校マップもこの時期にアクセスが増えてきており、高校選びに悩んでいる人達に向けた「高校の選び方」に関するご紹介をしたいと思います。
「行きたい高校が見つからない」という人へ
よく中学生から聞く言葉が「行きたい高校が見つからない」という一言。
親御さんも、お子さんと話す際にこの言葉が出てくると頭を悩ませているのではないでしょうか。
実はこの言葉を言ってしまうお子さんには、共通点があることにお気付きでしょうか。
そもそもの前提として「行きたい高校≠良い高校」ではないことを理解する必要があります。
ある「共通点」とは
大人である私たちは今まで学校の先生や親から「やりたいことを考えて学校を選ぼう」と言われたことがある人は多いと思います。
しかし現在『やりたいことがある』と答えられる学生は、以前に比べてもかなりの割合で減っており、むしろ大部分の学生は『やりたいことがない』学生なのです。
当然やりたいことがあるのであれば、自分の意志を持って高校を選ぶことは簡単なこと。
どんな活動をしている高校なのか、どんな進学先や就職先に進む先輩が多い高校なのかを体験入学などでしっかりと確認しておけば、自ずと行きたい高校が見つけられるはずです。
では「やりたいことがない」学生は、どのように高校を選んでいけば良いのでしょうか。
絶対に譲れないことを考えてみる
もし自分自身に、もしくはお子様に「やりたいことがない」と言えてしまう状況があるのであれば、逆の考え方をしてみてはいかがでしょうか。
それが「自分の譲れないこと」です。
例えば『野球部に入りたい』『部活動を頑張りたい』などであれば、野球部のない高校を候補から外す必要がありますし、部活動のリストを見て「あっちの高校の方が選択肢がある」と考えることも出来るでしょう。
よく私は「高校選び」を「婚活」に例えたりします。
『中学生に婚活の話!?』と思われるかもしれませんが、面白おかしく聞ける話の方が子どもたちは納得してくれやすいからです。
「良い人がいない」という人は失敗をする
婚活(恋愛)において「良い人がいない」という人は、かなりの高確率で失敗をします。その理由は簡単です。
だって…あなたの都合に合わせるための人は準備されていないので。
「お金持ちが良い」
「身長は185cm以上」
「スポーツ万能」
「もちろん容姿端麗!」
こんな条件の人、みんなからモテモテです。
でもそんな人がいたら、あなたをお断りする立場になるでしょう。
もちろん高校も同じなのです。
高校は「あなたのため」の準備された舞台ではなく、「あることを目標とする人」に有益な舞台を提供してくれる準備をしています。
あなた自身が、その用意された舞台で『どう頑張れそうか』を考えてみると、少しずつ行きたい高校のイメージが湧くのではないでしょうか。
「譲れないこと」を書き出せ
もしこの記事を読んでいる人が、いま高校選びに悩んでいるのであれば、まずは自分の譲れないことを箇条書きで良いので書き出してみましょう。
そしてその書き出した条件に、優先順位をつけてみるのです。
冷静に自分の気付いていなかった思いと向き合ってみることで、今までは「なし」と思っていた高校も「あり」と思えるのかもしれません。
とにかく余裕を持った行動を
いろいろな視点を持って高校選びを楽しんでみましょう。
ただ、やはり共通の課題は「選択肢の幅」です。
もしも今まで前向きな勉強意志を持っていなかったり、高校について考えていなかったのであれば「受験まであとわずか!」と焦ってしまいます。
あくまで高校は義務教育ではなく選択肢としての1つです。
自分で選択肢を減らしてしまう前に、自身と向き合って努力ができる準備をしておきましょう。